AtoZ Labの英語お悩み相談室

第1回 英語教室選び3つポイント(ママファミ2017年3,4月号掲載)

新年度が始まりますね。習い事を始めるには最適な時期です。2020年には小学3年生から英語が必修になります。英語を習わせたいけど、どんな教室がいいかわからないというママさん、今回は、英語教室選びのポイントを3つお教えします。

 

1.楽しく通えるか

 

子どもは遊びの中で学びます。心から楽しいと感じ、好奇心が強く揺さぶられると、どんどん吸収してしまいます。反対に楽しくないと、長続きしませんし、英語が嫌いになってしまうかもしれません。もちろん、「ただ楽しいだけ」ではいずれ限界が来ます。楽しく、かつしっかり学べるかを見極めましょう。

 

2.無理なく通えるか

 

まずは立地とクラスの時間帯です。子どもの負担になっていませんか。料金システムも事前にチェックしましょう。入会金、年会費、月謝、教材費、その他の費用をあらかじめ確認しましょう。予算オーバーなら、別な選択肢も視野に入れるのが賢い方法です。

 

3.信頼できる先生か

 

上記の条件で1つ2つ選んだら、体験レッスンを受けてみましょう。その際、当日の先生が実際にお子様を担当するのか、確かめてみて下さい。先生の経歴、人柄、教え方、お子様との相性をチェックしましょう。発音指導ができるかどうかも聞いてみましょう。これはネイティブ講師でも同じ。その際、「ネイティブなので当然できます」という返答だったら要注意!発音できることと、指導できることは別の話です。日本語と英語両方の専門知識がないと、発音指導はできません。

 

どうでしたか。ご自分の考える「良い教室」のイメージと合っていましたか。この3つの条件がそろっていないなら、迷わずまた選び直しましょう。焦りは禁物です。お子様にとって最適な教室が見つかると良いですね!


第2回 英語に親しむ3つのポイント(ママファミ2018年5,6月号掲載)

2020年は東京オリンピックの年です。今から楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。ところで、同じ年に、英語が小学3年生から必修になることをご存知ですか。「小3までに何か始めておいた方がいいのかしら…」と不安に思っているママさん、今回はお子様が英語に親しむ上で大切なポイントを3つお教えします。

 

1. 英語は音から! 

 

英語に親しませたいからと言って、文字の読み書きから教えるのはおススメできません!文字は本人が興味を持ちさえすれば、何歳からでもすぐに覚えられるからです。まず親しませるべきは「英語の音」です!小さいうちから歌や絵本、DVD、オールイングリッシュの英語レッスンなどをママも一緒に楽しむと良いでしょう。ママ自身が楽しいと思える教材を一緒に楽しむことで、お子様も英語の音に自然に親しみ、興味を持つことができます。

 

2. カタカナ英語を「英語」として教えない!

 

「ワン、ツー、スリー」「ドッグ、キャット」「レッド、イエロー」などの「カタカナ英語」を教えていませんか。カタカナ英語は英語ではありません!カタカナ英語が身についてしまうと、後々正しい発音を覚えたり、聞き取ったりするときに非常に有害です!お子様には正しく発音された英語を聞かせるようにしましょう。“♪ABCDEFG”といういわゆる「ABCの歌」も絶対に「エー、ビー、シー、ディー」と教えたりしないでくださいね!

 

3. 英語を押し付けない!

 

子どもが「楽しい」と感じたり、興味を持ったりする前に英語を押し付けてはいけません。どんなに優れた高い英語教材でも、子どもに押し付けてほったらかしていては、英語は身に付きません。私の教室では、”Hello!”や”Thank you!”などの英語は親御さんも積極的に使って下さいます。まずは親子で英語を楽しく使ってみることです。そうすることで、英語は「ことば」であり、ことばは「気持ちや考えを伝え合う道具」なのだということをお子様にも自然に伝えていけるのではないでしょうか。

 

どうでしたか。お子様が英語に親しむために大切なことがお分かりいただけましたか。お子様にとって、英語との出会いが楽しいものになると良いですね!


第3回 はじめての英語 3つの疑問にお答えします!(ママファミ2018年3,4月号掲載)

「小学3年生からの英語必修化」が2年後に迫ってきました(2020年度開始)。周りで英語を始めるお友達も増えてきて、焦っているママさんも多いのではないでしょうか。今日は「子どもを英語教室に通わせたいけど、これってどうなの?」という悩めるママさんたちの疑問にお答えしたいと思います。

 

1.親が英語ができなくても大丈夫?

 

親の英語力は関係ありません!むしろ、自分の知識や経験を押し付けてくる親は、子どもにとっては負担になります。もちろん、無関心もいけません。子どもの学びや発見を一緒に楽しんだり、”Here you are.” “Thank you!”と「英会話ごっこ」をして遊んだり、親御さんにしかできないサポートをしてあげて下さいね!

 

2. ひらがなもまだ読めないのに英語を学ばせる意味はあるの? 

 

もちろんあります!字が読めなくても、子どもは音声を通して驚くほど多くの内容を吸収できるのです。ただし「遊びや歌を通した自然なコミュニケーションがあるかどうか」がポイントになります。これは低年齢であればあるほど、非常に大切です。

 

3. 「オールイングリッシュ」って大事なの?

 

例えば、「☆」を見せてIt’s a star.と教えれば済むところを、「この形は何ですか。星ですね。星は英語でstarです。」と教えるのと、どちらが良いでしょう。言うまでもなく、前者の方がより直接的に、すばやく、多くの英語に触れることができますね。「英語を英語のまま理解する」機会を今のうちにたくさん与えてあげましょう。

 

何かを新しく始める時、不安はつきものです。まして英語となると、子どもより親の不安の方が大きいかもしれませんね。最近の英語教育はどんどん変化しています。変化の波に乗り遅れる前に、勇気を出して扉を叩いてみませんか。きっと新しい世界が開けますよ!